01チャイルドシートの基本の最近のブログ記事
幼児は、大人と違って自分で自分の安全を確保することができません。 自動車に乗車する幼児を交通事故の被害から守るため、平成12年4月1日から6歳未満の幼児にチャイルドシートの使用が義務付けられました。このため、チャイルドシートを購入するにしろ、レンタルするにしろ、必ず使用しなければなりません。
チャイルドシートとは
1 チャイルドシートとは、 体格が小さいために座席ベルトを適切に使用できない子どもを 自動車乗車中の事故から守るための、座席ベルトに代わる乗員保護装置です。市販されているものとしては、乳幼児用ベッド(生後約10か月まで用)、幼児用シート(生後約10か月から4歳用)、及び学童用シート(約4歳から10歳用)の三種類に分けることができます。
2 自動車にあらかじめ装備されている組み込み式のチャイルドシートもあります。
3 これらのチャイルドシートには、道路運送車両の保安基準(昭和26年運輸省第67号)及び日本工業規格(JIS 規格)に、それぞれ自動車に関する安全性の確保、製品の品質の改善等の観点から基準が定められています。
※道路運送車両法 第41条(自動車の装置)
自動車は、次にあげる装置(乗車装置)について、 国土交通省で定める保安上又は公害防止上の技術基準に適合するものでなければ、 運行の用に供してはならない。
※道路運送車両の保安基準 第22条の5(年少者用補助乗車装置)
年少者用補助乗車装置(チャイルドシート)は、 次の基準に適合するものでなければならない。
・年少者用補助乗車装置(チャイルドシート)を備える座席及び座席ベルトを損傷しないものであること。
・年少者用補助乗車装置(チャイルドシート)が備えられている自動車が衝突等による衝撃を受けた場合において、この年少者用補助乗車装置(チャイルドシート)を装着した者に傷害を与えるおそれの少ない構造のものであること。
・年少者用補助乗車装置(チャイルドシート)が備えられている自動車が衝突等による衝撃を受けた場合において、同装置を装着した者及び同装置が座席ベルト又は取付装置により座席の前方に移動しないようにすることができるものであること。
・年少者用補助乗車装置(チャイルドシート)は、容易に着脱することができるものであること。
チャイルドシートの使用義務の免除
チャイルドシートの使用義務の免除については、道路交通法施行令(第26条の3の2の第4項)によって次のように定められています。
1 座席の構造上、チャイルドシートを固定することができないとき。
2 定員内の乗車で、乗車人員が多人数のため乗車する幼児全員にチャイルドシートを使用すると全員が乗車できなくなるとき。
3 幼児が負傷している等、 チャイルドシートを使用することが療養上又は健康保持上適当でないとき。
4 著しい肥満や、その他幼児の身体の状態により適切にチャイルドシートを使用できないとき。
5 チャイルドシートを使用したままでは、授乳等の日常生活上の世話ができないとき。
6 バス・タクシーなど、一般旅客運送事業の用に供される自動車運転者が当該事業の旅客である幼児を乗車させるとき。
7 道路運送法第80条第1項ただし書の規定による許可を受けて人の運送の用に供される自動車運転者が当該運送のため幼児を乗車させるとき。
8 応急救護のため医療機関、官公署等へ緊急に搬送する必要がある幼児を乗車させるとき。
車にはいくつもの安全装備がありますが、まっさきに思いつく車内の安全装備はシートベルトです。最も手近にあり、誰にでも手軽にできる安全装備、それがシートベルトです。これは6歳未満の子どもにおいても同様です。子どもにとって、おとなのシートベルトに相当する安全装備がチャイルドシートです。
チャイルドシートの着用率は、現在においてもかなり低い状況にあります。これは、意識の問題もありますが、チャイルドシート自体が高価なことも要因に挙げられます。しかし、子供はすぐに大きくなるのでチャイルドシートはレンタルで十分です。チャイルドシートのレンタルであれば、比較的安い費用で借りることができます。また、頻繁に子供が車に乗らないときには、お出かけの都度レンタルすることもできます。
チャイルドシート使用の目的は、衝突時の子どもの保護のためです。チャイルドシートを使用していないときの死亡重傷率は、使用している場合と比べて、倍以上であることがデータから分かっています。また、チャイルドシート不使用で死亡した幼児の損傷主部位は、そのほとんどが、頭部・顔部・頸部であることも注目したいところ。赤ちゃんは4~5頭身であり、大人の7頭身と比べて頭部が大きいため、頭部に損傷を受けやすいということでもあり、頭部は最優先に保護しなくてはなりません。また、赤ちゃんは骨格が未熟なため、衝突時の衝撃を体の広い部分で受け止め、その衝撃を肩・背中・腰などに分散させる必要があります。
このことからも、チャイルドシートがいかに車内における子どもの安全を守るのに重要な役割を果たしているかが分かります。赤ちゃんを車外放出から守ったり、座席シートや同乗者などへの衝突を防止したりするのも、チャイルドシートの役割です。クルマに乗車する6歳未満の子どもには、チャイルドシートが必要なのです。チャイルドシートを購入するもよし、レンタルするもよし、愛する子供のためにチャイルドシートは必ず備え付けましょう。